令和6年11月24日に岐阜県で行われた『第35回東海高等学校駅伝競走大会』で東海地区代表の座を掴んだ浜松商業高校。女子としては創部初となる全国駅伝出場を決めた。
創部初の都大路。
浜松商業高校陸上競技部女子
令和6年11月24日に岐阜県で行われた『第35回東海高等学校駅伝競走大会』で東海地区代表の座を掴んだ浜松商業高校。女子としては創部初となる全国駅伝出場を決めた。
県駅伝では悔しさが残った。先行逃げ切りの想定通りのレース展開で、1区の中川千愛(区間新)、2区の戸塚光梨(区間新)、3区の三輪芽久と3人続けて区間賞の快走で、2位の浜松市立高校に52秒の差をつけ、前回王者を苦しめた。しかし、最後は王者の底力に屈し、2位。県駅伝での全国出場は果たせなかった。
迎えた東海駅伝。各県上位6校ずつ、24校が出場し、県代表以外の最上位校に全国高校駅伝への出場権が与えられる。浜松商業は、県駅伝からオーダーを変更。1区、2区では、中川、三輪で先行を図り、3区の野村彩里沙、4区の松澤凜が繋ぎ、アンカーをキャプテンの戸塚が務める。これが見事に的中した。1区で中川がトップと8秒差の3位につけると、2区では三輪が前を行く安城学園高校をかわして2位に浮上。3区の野村も2位をキープし、4区へ。4区の松澤も順位こそ4位としたものの踏ん張りを見せ、想定よりも小さい差でアンカーの戸塚に繋いだ。「思っていた以上に日大三島高校と差がついていなかったので、凜から襷を受けた瞬間からいけると感じました」と戸塚。3キロ手前で日大三島を捉えると、最後は30秒差をつけてゴール。浜松市立高校(静岡県代表)、美濃加茂高校(岐阜県代表)に次いでの3位で東海地区代表となり、創部以来初となる全国駅伝への切符を掴み取った。
選手のほとんどが初となる全国の舞台。それぞれの想いを胸に都大路を走り切る。