たんぱく源となる肉や魚に夏が旬の野菜をうまく組み合わせて、体づくりに活かしましょう。

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はじめに

生活習慣病の予防や生活習慣改善を目的に厚生労働省から出された『健康日本21』では、1日に350g以上の野菜を摂ることを目標に挙げています。野菜には、食物繊維やビタミン、ミネラルが多く含まれています。また、日本には四季があり、その季節ごとに旬の野菜というものがあります。今回は、夏が旬の野菜について、お話したいと思います。

免疲労回復に夏野菜

旬の野菜は、一番良い生育条件が整った環境で育てられているため成熟しています。夏野菜は6月から8月が旬の野菜のことをいいます。代表例としては、きゅうりやトマト、とうもろこしやなすなどが挙げられます。今回は、ジュニアアスリートに食べてほしい夏野菜の一部をご紹介します。夏野菜をうまく活用して、疲労回復や体づくりに役立てましょう。

貧血予防にピーマン

ピーマンやパプリカには、ビタミンCと葉酸が多く含まれています。ビタミンCにはコンディションに関わる酸化を防ぐ抗酸化作用と鉄の吸収を促進し、貧血を予防する効果があります。また葉酸には造血作用があり、こちらも貧血を予防するのに役立ちます。食べ方の例としては、炒め物やサラダに彩りとして加えることがオススメです。

エネルギーアップにニンニク

ニンニクには、ビタミンB1とビタミンB6が多く含まれています。ビタミンB1にはエネルギー源となる糖質を効率よくエネルギーに変える働きがあります。ビタミンB6はたんぱく質からエネルギーを産生したり、筋肉や血液などが作られたりする時に使われます。そのため、体力づくりには欠かせないビタミンとなっています。食べ方としては、炒め物やパスタなどに加えることがオススメです。ただし、ニンニクは食べ過ぎると胃腸を刺激して痛めてしまう可能性があるので、食べ過ぎには気を付けましょう。

トマトの赤い成分がポイント

トマトにはビタミンAが多く含まれています。ビタミンAはのどや鼻の粘膜を正常に保つことから風邪の予防に役立ちます。また、トマトの赤い成分はリコピンというもので、このリコピンには抗酸化作用があり、疲労回復と免疫力アップに効果があります。食べ方の例として、スープやジュースに加えるのがオススメです。

疲労軽減、スタミナ増強

とうもろこしには、ニンニクと同じようにビタミンB1が多く含まれています。また、とうもろこしにはアスパラギン酸が含まれています。アスパラギン酸は疲労の軽減やスタミナ増強に効果があります。茹でて食べたり、スープに入れて食べるのがオススメです。

まとめ

今回は夏が旬の野菜についてお話ししました。今回紹介した野菜以外にもたくさんの夏野菜があります。たんぱく源となる肉や魚に夏が旬の野菜をうまく組み合わせて、体づくりに活かしましょう。そして、熱い夏を乗り越えましょう。

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