一般社団法人つながるプロジェクトが、令和5年11月20日と27日、12月11日の三日間にわたって、浜松大平台高校定時制の1年生を対象に職業講話を実施した。講師を務めたのは、地元企業13社。当日は、それぞれの企業が仕事内容を通して社会でどういう役割を担っているのかや、働くことの意義などを学生に伝えた。

大平台高校で職業講話を実施。
つながるプロジェクト
一般社団法人つながるプロジェクトが、令和5年11月20日と27日、12月11日の三日間にわたって、浜松大平台高校定時制の1年生を対象に職業講話を実施した。講師を務めたのは、地元企業13社。当日は、それぞれの企業が仕事内容を通して社会でどういう役割を担っているのかや、働くことの意義などを学生に伝えた。
一日目の11月20日に講師を務めたのは、株式会社アイケア、株式会社スタンディングポイント、株式会社ソミック石川、株式会社Dibble Biziaの4社。生徒たちは、3つの教室にわかれ、講師が入れ替わりながら4社全ての話を聞いた。
二日目の27日に講師を務めたのは、明光電気株式会社、株式会社ハマネン設備センター、遠州トラック株式会社、株式会社YAMAMOTO、株式会社アイジーコンサルティングの5社。この日の会場は体育館。各社がそれぞれのブースを設け、生徒たちが聞きたい企業のブースを選び、それぞれ3社ずつの話を聞いた。職業講話と合わせて大学進学後の就職活動で利用する合同企業説明会の練習も兼ねた。
三日目の12月11日に講師を務めたのは、株式会社マブチ工業、株式会社トオヤリペアテック、浜松鉄工株式会社、エンケイ株式会社の4社。この日は、一日目と同様に3会場にわかれた形で講話を実施。4社全ての話を聞いた。
講話では、様々な企業の話を聞くことができた。エンケイやソミック石川のように世界でもトップシェアを誇る企業の製品を知れたり、建設業の仕事には様々な職種があり、同じ建物を作っていてもそれぞれに違った役割を担っていることもわかった。これから需要が増えていく介護職についてや、e sportsに関わる新しく生まれた職業に触れることもできた。また、時代によって価格が変動する中古市場の話を通して、需要と供給によって価格が変動する仕組みや、数百円のものが億を越える金額で取引されることもあるという面白さを学んだ。
この三日間で10社以上の話を聞くことができた。働くことは、まだ先のように感じるが思っているよりもすぐに訪れる。浜松市だけでも350,000を越える事業所があり、その職種は多岐にわたる。学生のうちからより多くの業種のことを知っているだけでも選択肢は一気に広がる。今回の講話を通して、高校生たちが少しでも進路について考えるきっかけになればと思う。




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