浜松商業高校が大会初優勝。

第3回 高校野球浜松大会

第3回 高校野球浜松大会

令和元年11月16日(土)に浜松球場で準決勝、決勝が行われた『第3回浜松市内高校野球大会』。

ベスト4に名を連ねたのは、2年ぶり2度目の優勝を狙う秋季西部大会王者の浜松西高校と、秋季県大会ベスト4の聖隷クリストファー高校、秋季県大会ベスト8の浜松商業高校、そして浜松学院高校の4校。

準決勝第一試合は、浜松西高校と聖隷クリストファー高校が激突。この両チームは秋季西部大会3回戦でも戦っており、その時には浜松西が3対2で聖隷を下している。試合は3回表に聖隷がヒットと相手の守備の乱れを突き2点を先制すると、6回表にもツーアウトランナーなしから2点を追加。なんとか追いつきたい浜松西は、その裏、連打と犠牲フライなどで2点を返し4対2と2点差に迫る。突き放したい聖隷は8回表に死球を足掛かりに連打で2点を追加し6対2。浜松西は最後まで粘るも1点を返すに留まり、6対3で聖隷が決勝進出を決めた。

準決勝第二試合は、浜松商業高校と浜松学院高校の対戦。試合は序盤から浜商の打線が爆発。2回に3点を先制すると、3回には4番の満塁ホームランなどで一挙7点を追加。その後も着実に加点した浜商が14対3のコールド勝ちを収め決勝へ。

続けて行われた決勝戦は、浜商の攻撃で「プレーボール」。聖隷のマウンドに上がるのは1年生。好調浜商打線に対し、三者連続三振という最高の立ち上がり。一方の浜商も1年生がマウンドへ。こちらも安定したピッチングで初回を三者凡退に抑える。2回以降も両投手が好投。味方の好守備もあり、0を重ねる。試合が動いたのは6回。浜商の先頭打者が内野安打で出塁すると、送りバントで2塁へ。続く打者はレフト前ヒットを放つが、聖隷守備陣がもたつく間にランナーは2塁、3塁へと進塁。ここで次の打者が放った打球は大きな弧を描きレフトの頭上へ。これが均衡を破るタイムリーツーベースとなり二人が生還。浜商が2点を先制した。その裏の聖隷は、先頭打者がセンターへのクリーンヒットで出塁。続く打者の打球も鋭いゴロとなってセンターへ抜けそうとなるが、飛びついたセカンドが何とかグローブに当て、2塁フォースアウト。追いつきたい聖隷はその後、ヒットと四球で満塁のチャンスを作るが、後続が倒れ得点ならず。7回はともに三者凡退となり8回へ。浜商の攻撃を三者凡退で抑えた聖隷はその裏、ツーアウトランナーなしから痛烈なライト前ヒットで出塁。すかさず盗塁を決めると、続く打者の詰まった打球はレフトの前へ。これがヒットとなり2塁ランナーが生還。1点差に迫ると、なおもヒットでランナー1塁、3塁と、同点、逆転のチャンスを作る。続く打者が初球を叩くが、セカンド正面のゴロとなり、聖隷の追い上げもここまで。日没が迫る9回は、お互いチャンスを作るも得点には至らず、試合は2対1で浜商が勝利し、大会初優勝。3代目の浜松王者となった。

高校球児はこれから、“鍛錬の冬”を迎える。

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