目の前の一戦に
全てを注ぐ。
浜松城北工業高校
野球部
部訓に「野球部員である前に、模範となる高校生であれ」を掲げ、学校生活で中心となれる人材の育成に力を入れている同部。
今年のチームの特徴は総合力。
その総合力を武器に、秋は西部大会でベスト16に進出したものの、春は初戦で聖隷クリストファー高校に4対11と力負け。この試合をきっかけに自分たちの足りない部分に気付くことができた。
守備では、四死球をきっかけにビッグイニングを作られることが多いため、複数の投手を競わせることで投手力アップを図る。攻撃では、振れる力を付けるため打撃練習を増やした。
この春就任した羽切監督はこう話す。
「何をやるかではなくどうやるか。練習から試合を想定して、いかに実戦に近づけるか。その積み重ねが実戦での判断力に繋がり、総合力を押し上げることになる。内容だけでなく、気持ちも試合に近づけてほしいですね」
主将の加藤徹哉くんに目標を聞いた。
「とにかく目の前の一戦に全てを注ぎ勝ちに行く。だから高い目標は設けません」
一つひとつを積み上げ、長い長い夏にする。
なお、浜松城北工業高校は7月8日、浜松球場の第一試合で袋井商業高校と対戦する。
※メンバーはジュニアアスリートプラス掲載時のものです。