何かを続けていれば、楽しいことばかりではなく、苦しいこともたくさんあります。でも、その全ての経験が今後の人生の財産だと思います。
高林大也/明光電気株式会社
Profile/浜松城北工業高校野球部出身
高校時代は野球部に所属。浜松ジャガーズ、積志中学校を経て浜松城北工業高校へ。高校卒業後に明光電気に入社。工場を始めとした大型施設の電気工事を担当する。
最大の目標がなくなった高校時代。
小学4年生から野球を始めて、5年生の時に初めて公式戦でタイムリーヒットを打ったことは、今でも鮮明に覚えています。高校では、体が小さかったので、体を大きくするために食トレをしたり、それでも遠くに飛ばすことができなかったので、守備では誰にも負けないように練習に励んだりと、どこで勝負するかを決めて、それを突き詰められたことは良い経験だったと思います。最後の夏の大会は、コロナの影響で甲子園がなくなってしまいました。最大の目標がなくなった中でも最後までみんなで真剣に取り組めたことは、今となっては大きな財産だと感じています。部活を続けていれば、楽しいことばかりではないですし、辞めたいと感じることもあると思います。でも、そこで踏ん張って乗り越えることで必ず成長につながるので、やり切ったと思える3年間を過ごしてほしいです。
自分の判断で動くことで成長できる。
高校在学中に第一種電気工事士と第二種電気工事士の資格を取得しました。学校の勉強はあまりする方ではなかったですが、資格は一生残るものなので、必死に勉強したことを覚えています。試合中は、困ったことがあっても誰かに聞くことはできません。自分で考えて動くことは、野球を通して身についたと感じています。これは、社会人になっても同じで、人に聞くことは簡単ですが、自分で考えて動くことで、その経験を自分のモノにしていけるので、成長できるチャンスだと思っています。これからも自分で考えて行動することを心掛け、今後は新築の工場を一人で任されるような存在になりたいです。
明光電気株式会社
TEL.053-421-4611
本社/浜松市中央区北島町25
関連記事
-
我々大人は「部活動に夢を見る」。「部活動を頑張った子は社会に出ても頑張るだろう」と。そんな部活動の価値はいったいどういったモノ何だろう。これまで長きに渡り高校野球界に貢献されてきた、静岡県高等学校野球連盟会長の清水淳次校長に話を聞いた。
-
陸上は個人競技なので、同じ種目の他校の選手と知り合う機会が多いと思います。そこで交友関係を作れた経験は、今でも仕事に活きています。
-
一般社団法人つながるプロジェクトが、令和5年11月20日と27日、12月11日の三日間にわたって、浜松大平台高校定時制の1年生を対象に職業講話を実施した。講師を務めたのは、地元企業13社。当日は、それぞれの企業が仕事内容を通して社会でどういう役割を担っているのかや、働くことの意義などを学生に伝えた。
-
同世代の仲間と真剣に何かに打ち込めるのは学生の特権。その当たり前の今を大切にして、体が動く内は全力で走り続けてほしいと思います。