今年で6回目の開催となる『チャンピオンシップ高校野球大会』。浜松大会の優勝チームと浜名湖ベースボールカップの優勝チームが雌雄を決するこの大会。優勝を果たしたのは聖隷クリストファー高校だった。

聖隷クリストファー高校が大会連覇。

第6回 チャンピオンシップ高校野球大会

令和5年11月18日に浜松球場で3位決定戦、決勝が行われた『第6回チャンピオンシップ高校野球大会』。

3位決定戦に出場したのは、浜松大会準優勝の浜松開誠館高校と、浜名湖ベースボールカップ準優勝のオイスカ浜松国際高校。試合は開誠館の攻撃で「プレーボール」。初回はお互いにランナーを出すも無得点。2回裏のオイスカはワンアウトから送りバントでランナーを二塁に進めると、右中間への二塁打で1点を先制。3回表の開誠館は、ワンアウトから四球でランナーを出すと、ツーアウトから四番が右中間へのタイムリー二塁打を放ち同点。その裏のオイスカは、先頭打者がレフトオーバーの二塁打で出塁すると、送りバントでランナーを進めるも後続が倒れ無得点。3回が終わって1対1。4回裏のオイスカは、先頭打者のヒットを足掛かりにワンアウト満塁のチャンスを作ると、レフト前ヒットで2点を追加。4回が終わって3対1とオイスカがリード。5回表の開誠館は一番からの好打順。四球とヒットでランナーを溜めると、ワンアウトからのダブルスチールでランナー2塁、3塁。ここからタイムリーヒットと内野ゴロの間にランナーが生還し、3対3の同点に追いつく。オイスカは7回裏。連打と送りバントでワンアウト2塁、3塁のチャンス。ここでスクイズを敢行するも、悪送球を誘い二者生還。オイスカが5対3と勝ち越しに成功する。さらにオイスカは8回裏、足を絡めた攻撃で2点を追加し7対3。試合はこのままオイスカが逃げ切り、3位となった。

決勝戦は、連覇を狙う浜松大会王者の聖隷クリストファー高校と、浜名湖ベースボールカップ優勝の浜松湖東高校が対戦。

1回表、三者凡退に倒れた湖東に対し、聖隷は初回から猛攻を仕掛ける。二つの四球と送りバントで2塁、3塁のチャンスを作ると、四番がきっちりとセンターに弾き返し2点を先制。さらに満塁とチャンスを広げるが後続が倒れ、この回2点止まり。2回裏の聖隷は先頭打者がヒットで出塁。強気に攻めるも、力強い打球がセカンド正面に転がり、ダブルプレー。続く3回は足を絡めた攻撃で湖東を攻め立てるも、湖東守備陣が踏ん張り、追加点を与えない。4回裏の聖隷は、またもや先頭打者がヒットで出塁。初球に盗塁を決めると、送りバントでランナーを3塁へ。ここで湖東にバッテリーエラーが出て聖隷が1点を追加。続く打者はレフトオーバー二塁打と再びチャンスを作るが、後続が倒れる。4回が終わって4対0と聖隷がリード。5回表、この回からマウンドに上がった速球派投手が湖東打線を三者凡退に抑えると、その裏、ワンアウトからヒットと内野安打から機動力を使い、2塁、3塁のチャンス。ここできっちりとセンター前に弾き返し、1点を追加。湖東野手がバックホームする間にランナーが進塁し、再び2塁、3塁。内野ゴロの間に1点を加えると、続く打者の左中間への大きな二塁打で1点を追加。6回が終わって、7対0と聖隷が大きくリードする展開。7回表の湖東の攻撃。何とか必死に食らいつくが、聖隷投手の球威に押され、なかなか外野にボールを飛ばせない。ワンアウトからエラーで出塁したものの、後続が倒れ、「ゲームセット」。7対0のコールドで聖隷クリストファー高校が大会連覇を果たした。

ここからはオフシーズン。この冬にどれだけ努力を積み重ねることができるか。それにより夏の結果が変わってくる。



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