女子団体戦は、20連覇を目指す磐田西高校と、初の全国大会を目指す浜名高校が激突。奇しくも昨年と同様のカードとなったが、今年は浜名が磐田西を破り優勝。悲願の団体戦での全国大会出場を果たした。

磐田西の20連覇を阻止して、初の全国へ。

浜名高校 剣道部女子

令和4年6月4日に静岡県武道館で行われた「令和4年度静岡県高等学校総合体育大会剣道競技」。女子団体戦は、20連覇を目指す磐田西高校と、初の全国大会を目指す浜名高校が激突。奇しくも昨年と同様のカードとなったが、今年は浜名が磐田西を破り優勝。悲願の団体戦での全国大会出場を果たした。

部長の清水智香子さんに話を聞いた。「大将を任されています。準決勝まではすでに勝敗が決する状況で回って来ていたのですが、決勝戦はリードしていたものの、2本取られてはいけない状況でした。対戦相手は、昨年の決勝戦、さらには西部大会の個人戦で2本取られて負けた選手でした。彼女を倒さないと全国には行けないと分かっていたので、しっかりと事前に対策を練ることができ、自信を持って臨むことができました。結果として引き分けに持ち込むことができ、優勝することができました。中学時代に『浜名で全国に行こう』と集まったメンバーで、先生方やお世話になった方々に結果で恩返しができことが一番嬉しいです」

さらに中堅として活躍した鈴木来実さんはこう話す。「新人戦では、先を見すぎてベスト8で負けてしまいましたが、この敗戦から『目の前の一戦』の大切さを再認識することができ、その結果が全国に繋がったと思っています。絶対に全国に行きたいくて浜名高校に来たので、結果が出て、とても嬉しいです」

一方男子では、藤江宥心くんが個人戦優勝。女子団体とともに、高知県で行われる全国大会へ出場した。

練習では、大きな頷きやグータッチで相手を評価するのが浜名流。「県ナンバーワン」の練習を積み上げたからこそ得ることができた結果に違いない。

エンケイ

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