新型コロナウイルスを予防するとともに、体をつくるための食事を見直し、部活動等が再開した時に力を発揮できるように備えましょう。

常葉大学 食プロデュースサークル

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はじめに

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、学校の休校や部活動の練習に制限が掛かってきています。新型コロナウイルスの予防には3つの密(密閉・密集・密接)を避け、こまめな手洗いや十分な睡眠が重要です。そして、バランスの良い食事を心掛けることが大事です。今回は免疫を高めるための食事についてお話しします。

免疫に関わる食事

新型コロナウイルスの予防に特化した食事や栄養素はまだ見つかっていませんが、免疫力の向上に関わる栄養素としてビタミンD、乳酸菌、カテキンがあります。今回はこの3つについてご紹介します。

カルシウムの吸収を増進し、怪我予防に繋がるビタミンD

ビタミンDには免疫を調整する機能があります。そして、ビタミンDには、免疫を調整するだけではなく、カルシウムの吸収も良くしてくれる働きがあります。カルシウムの吸収が良くなることにより怪我の予防にも繋がります。ビタミンDは、キノコ類やししゃも、鮭などに多く含まれています。また、食事からだけではなく、日光浴によってもビタミンDは作られます。適度に日光に当たることも意識しましょう。

体づくりに欠かせない乳酸菌

乳酸菌は腸内で悪玉菌の繁殖を抑え、腸内環境を整えます。腸内環境が整うことは、便通の改善や免疫力を高めることに繋がります。乳酸菌はヨーグルトやチーズに含まれています。これらは、たんぱく質も多く含まれているため、体づくりには欠かせません。たんぱく質が不足しやすい朝食や練習後の補食で積極的に摂りましょう。

パフォーマンス低下を防ぐカテキン

緑茶には苦みであるカテキンが含まれています。このカテキンには抗菌作用や抗ウイルス作用があり、免疫力の向上に繋がります。また、お茶を飲むことにより喉の乾燥を防ぐことができます。喉が乾燥したままではウイルスが付きやすくなってしまうため、喉が潤った状態を維持しておくことが望ましいです。さらにカテキンには抗酸化作用があります。アスリートは長時間の練習により酸化が起きやすくなっています。酸化はパフォーマンス低下に繋がる可能性があるため、カテキンを摂り、パフォーマンス低下を防ぐと良いでしょう。授業の合間やリラックスしたい時にうまく緑茶を活用してみましょう。

まとめ

今回は免疫を高めるための食事についてご紹介しました。ビタミンDや乳酸菌、カテキンは、新型コロナウイルス以外の病気を予防することにも役立ちます。また、一番大事なのは3食バランス良く食べることです。バランス良くというのは、厚生労働省が出している「食事バランスガイド」にあるように、主食・副菜・主菜・牛乳・乳製品・果物が揃った食事です。バランスの良い食事はアスリートの体づくりに欠かせません。新型コロナウイルスを予防するとともに、体をつくるための食事を見直し、部活動等が再開した時に力を発揮できるように備えましょう。

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