いかなるカタチでもチームのために貢献したい。
長谷 海翔
浜松商業高校 サッカー部
---サッカーを始めたきっかけは?
「ドイツは元々サッカーが盛んな国ということもあり、テレビでよくブンデスリーガの試合を観ていました。さらに2006年ドイツワールドカップでは国を挙げてサッカー熱が帯びていました。その時に自分もサッカーをしたいと強く思ったことがきっかけです」
---小学生の時の所属チームは?
「フランクフルトにあるFV Hausenという地域クラブに小学1年生の時に入りました」
---中学でもそのままクラブに?
「そうです。中学卒業まで同じクラブでプレーしていました」
---ドイツでの思い出は?
「日本人学校だったので学校は日本人の子ばかりだったのですが、クラブではいろいろな国の子がいました。当然ドイツ語を話さなくてはならないですし、何よりも自分から話しかけなければコミュニケーションが取れないということを学びました。それからは積極的に話しかけるようになりました」
---浜松商業高校を選んだ理由は?
「生まれた時からドイツにいましたが、日本人である以上、日本の文化も学ぶ必要があると感じていました。親も高校は日本で、と言っていたので、親の地元であるこの街の高校に通うことになりました」
---実際に入ってみてどうですか?
「練習試合が多いことに驚きましたし、何よりドイツでは芝のグラウンドが普通なので、土のグラウンドでサッカーをするのも初めてでした。あとは、ドイツでは練習環境はチームスタッフが整えてくれるので、自分たちでグラウンドや練習の準備をするというのも初めてで、文化の違いを実感しました」
---選手権での目標は?
「ひとつ一つ勝ち上がっていってシード校を倒せたらと思っています。個人的には技術面で他の選手に劣るので、現状では試合に出場するのは難しいと思いますが、最後まで出場を目指して頑張っていきたいです。そして、試合に出られなくてもチームのために何ができるのかを考え、ベンチサポートでチームのために貢献したいと思います」
---将来の夢は?
「父がドイツで日本料理店をやっているので、将来的にはドイツに戻って店を継ぎたいと思っています。そのためにも、専門学校で料理の勉強をして、日本で何年か修行を積みたいと思っています」