昨年を超えるベスト8へ。そして、甲子園を目指す。
浜松工業高校 野球部
一昨年まで2年連続での初戦敗退と苦しんだ浜松工業高校だったが、昨年はベスト16まで進出。古豪復活への糸口を掴んだ。新チームとなって迎えた秋季大会では、浜松開誠館高校に1点差で敗れ、あと一歩のところで県大会を逃すも、春季大会では西部大会で準優勝。県大会でもベスト4進出を果たし、夏のシード権を獲得した。
今年のチームの特徴は、守備力の高さと破壊力抜群の攻撃力。秋季大会では投手陣が安定せず、不安定な試合が続いたものの、春季大会では見事にその課題を克服。守備力のレベルアップに成功した。攻撃では、秋季大会でもその打撃力の高さは垣間見えたものの、それ以上の失点があり敗戦。点が取れている中での敗戦ということもあり、選手たちの中では、『打ち負けた』という印象も少なからず残った。そのため、冬場にはバッティングをさらに強化。比較的体格の小さな選手が多いものの、シャープなスイングでヒットを量産できるよう、スイングの見直しを図った。その成果もあり、春季大会では、1試合平均7点と攻撃陣が爆発。攻守ともに練習の成果が見え、最高の形で夏を迎える。
昨年から課題としてきたのが、直近1カ月のコンディショニング調整。昨年はそれが上手くいき、夏の結果に繋がった。今年は、昨年以上に好調を維持しているため、細心の注意を払って夏に挑む。
まずは、昨年以上の成績となるベスト8以上を目指す。そして、そこから上へ。22年ぶりとなる甲子園を狙う。