チームが勝てるピッチングを。
水野 喬日
湖西高校 野球部
---昨年の夏は3回旋で優勝した藤枝明誠高校に惜しくも敗れました(2対3)。その時はどんな想いでしたか?
「当然、悔しい想いはありましたが、そこまで戦えたことは自信になりました」
---期待を持って望んだ秋大だと思いますが、残念ながら県大会に進めませんでしたが?
「自分にとって、大きな転機となる大会でした。この大会でもそうですが、自分が抑えてやるという気持ちが強く、エラーが出たりするとカリカリして自滅していました。大会後、監督といろいろ話をし、納得した上でフォームを変えました。それまでは力んで投げていたのですが、大会後は脱力して投げることを意識し、これまで取り組んでいなかった肩周りの柔軟や体幹などを取り入れました。そのお陰で、脱力して投げてもボールが行くようになりました。社会人チームの練習にも参加させてもらい、投手としての考え方も大きく変わったと思います」
---どのあたりが変わりましたか?
「それまでは目一杯力で押すピッチングだったのですが、チームの勝利を考えて、一試合を投げきるピッチングへ変化していると思います」
---春大も悔しい負け方(1対2浜松開誠館高)でした。
「たった一本のホームランで負けた試合です。一球の重さ、失投の怖さを知った試合です。この試合を教訓にしていますので、その後はほとんどホームランを打たれなくなりました」
---球速も上がったと聞きましたが?
「4月の練習試合で145kmが出ました。柔軟と体幹が付いたことで平均球速も上がっていると思います。ただ、今ではそこまで球速を意識していません。ピッチングは相手打者との駆け引きですので、緩急も使いながら打ち取れればそれでいいです」
---夏に向けての目標は?
「チームが勝てるピッチングをすることです」