昨年から主力を担ってきた選手も多く、チームの完成度は近年で最も高い。3年生にとっては3度目となる冬の全国。そして、集大成となる大会。目標は、ベスト4以上。自分たちの強さを発揮しベスト4、そして、日本一を目指す。
9年連続10回目の全国大会。
浜松開誠館高校女子バスケットボール部
『令和6年度第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会』の県大会で大会9連覇を達成した浜松開誠館高校女子バスケットボール部。9年連続10回目の全国大会出場を決めた。
女王が圧倒的な強さを見せつけた。初戦となる3回戦の静岡女子高校(106対49)、続く浜松日体高校(142対42)、準々決勝の浜松商業高校(97対23)と3戦連続でダブルスコア以上で圧勝し、ベスト4に進出。準決勝でも、浜松学院高校を下して勢いに乗る沼津商業高校を115対36で一蹴し、決勝に駒を進めた。決勝の相手は、準決勝で劇的な逆転勝利を挙げ、39年ぶりに決勝進出を果たした浜松南高校。試合は、序盤から開誠館が圧倒。開始6分で20点差をつけて格の違いを見せると、その後もリードを広げ、100対39で完勝。盤石の強さで9連覇を達成した。
特筆すべきは、守備力の高さ。県予選では、5試合平均38失点という驚異的な数字を叩き出し、守備から主導権を握ってきた。近年、その強さから高さや攻撃力に注目が集まるが、守備力の高さこそが開誠館の真骨頂。県予選後は、その守備力にさらに磨きを掛けながら、リバウンドやルーズボールへの反応、粘り強く戦う精神力を鍛えてきた。昨年から主力を担ってきた選手も多く、チームの完成度は近年で最も高い。3年生にとっては3度目となる冬の全国。そして、集大成となる大会。目標は、ベスト4以上。自分たちの強さを発揮しベスト4、そして、日本一を目指す。