試合の流れを呼び込めるプレーをしたい。
金子 愛
浜松商業高校 女子バスケットボール部
---昨年のウィンターカップも主力として戦いましたが、振り返ってみてどうですか?
「私たちは新チームで、相手の沼津商業高校は主力の3年生も残っていて、経験や技術では不利な状況でした。それでも、最後の最後まで接戦を演じることができました。結果的には負けてしまったので悔しさはありましたが、やれるという手応えを感じられた大会でした」
---新人戦や総体はどうでしたか?
「新人戦では、個々のプレーが目立って、県大会には出場できましたが、初戦で負けてしまいました。総体では、それを克服するためにチームで戦える力を培い、県大会の初戦では東海大翔洋高校に勝つことができ、ベスト16に入ることができました。チームの集大成としては、悪くなかったと思いますが、掲げた西部1位、県で2勝という目標は達成できなかったので、それは少し悔しかったです」
---昨年は3年生が一人も残りませんでした。ウィンターカップまで残ろうと決めたきっかけは?
「総体後すぐは残る気はありませんでした。総体で十分力を出せたし、結果も出たので。そんな時に残るというメンバーが出てきて、それが一人、二人と増えるにつれて、自分も心が揺らいできました。話しているうちに、バスケットを全力でプレーできるのは今だけ。やれるうちはやった方がいいという言葉を聞いて、そうだなと思い、残ることに決めました」
---総体後は新チームが始動しましたが、後輩たちはどうですか?
「よく頑張っていると思います。ただ、まだ大事なところで声が出ないことがあるので、そこは意識していかないと。でも、それは昨年の私たちも同じでした。残っているうちに、そういった自分たちの経験を後輩たちに伝えていけたらと思っています」
---ウィンターカップでの目標は?
「昨年は初戦で負けてしまったので1試合しかできませんでした。今年は負ければその時点で引退となるので、できるだけ勝ち上がりたいです。まずはベスト16進出を果たして、開誠館に挑戦できるように頑張りたいです。個人的には、1試合で31リバウンドを目標に、試合の流れを呼び込めるプレーをしていきたいと思います」
---将来の夢は?
「就職したいと思います」