昨秋行われた東海新人において女子ハンマー投げで優勝を果たした鈴木菜摘(浜松湖北高校3年)。夏の総体でも活躍が期待される選手の一人だ。

東海王者が目指すは、夏の全国大会。

鈴木菜摘/浜松湖北高校陸上競技部

昨秋行われた東海新人において女子ハンマー投げで優勝を果たした鈴木菜摘(浜松湖北高校3年)。夏の総体でも活躍が期待される選手の一人だ。

彼女が陸上競技を始めたのは、中学生の時。小学生の時から走ることが得意だったこともあり、中学校で陸上競技部に入部したことがきっかけだった。陸上を始めると、運動能力の高さを発揮し、四種競技で県3位に入るなど順調に成績を残した。中でも砲丸投げが得意だったこともあり、高校では投擲種目に絞り、ハンマー投げを始めた。ハンマー投げでも持ち前の運動能力の高さを発揮し、1年時から県大会出場を果たすと、2年時には東海総体に出場。県の強化選手にも選出された。そして、迎えた昨秋の新人戦。西部大会で44m41cmという大会新記録を樹立。2位の選手に10m以上の差をつけ、圧巻の優勝を飾った。続く県大会、東海大会でも優勝を果たし、東海王者の座を掴み取った。

メキメキと上達している要因として、「陸上競技部は、人数は少ないですが、その分先生が一人ひとりに対して細やかに指導してくれています。また、短い時間の中でも濃い練習ができることも大きいです」と部の環境が自分に合っていることを話してくれた。

今後の目標について「昨年も東海総体には出場しましたが、そこでは全然記録が出せませんでした。今年は、東海総体を突破して全国総体に出場したいです」と話してくれた。これまでは大舞台で力を発揮できないメンタルの弱さが課題だったが、それも克服され、東海新人で頂点に立った。現在は、高校卒業後の就職を考えているため、陸上競技はここが最後となる。最後の大舞台で存分に力を発揮し、今年こそ念願の全国大会出場を果たす。



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