女子サッカー、なでしこリーグ2部で静岡SSUボニータが優勝を飾り、来シーズンからの1部昇格を勝ち取った。

静岡SSUボニータ

女子サッカー、なでしこリーグ2部で静岡SSUボニータが優勝を飾り、来シーズンからの1部昇格を勝ち取った。

今シーズンは、序盤から勝ち点を積み重ねた。開幕戦となるノルディーア北海道に3対1で勝利すると、第2節のつくばFCレディース(0対0)、第3節の吉備国際大学Charme岡山高梁(2対0)、第4節の大和シルフィード(4対2)と4戦負けなし。第5節でJFAアカデミー福島に3対4で敗れ、今季初黒星を喫したが、敗戦を引きずることなく、第6節の岡山湯郷Belleに1対0で勝利すると、ここから3連勝。その後も4勝2分と勝ち点を着実に積み上げ、11勝3分1敗の勝ち点36。首位で中断期間を迎えた。

シーズンも残り3節。中断明け初戦となる第16節のヴィアティン三重レディース戦。前半を0対0で折り返すと、後半11分に先制点を許す。優勝に向けて負けられないボニータは、その5分後、右サイドからのクロスに小野田がスライディングで合わせて、値千金の同点ゴール。粘り強く勝ち点1を積み上げると、残り2節を連勝で飾り、13勝4分1敗の勝ち点43で優勝。1部昇格を果たした。

平成20年に静岡産業大学磐田ボニータとして発足した同クラブ。静岡産業大学の選手たちを中心に社会人と融合したクラブとしてアマチュア最高峰のなでしこリーグに参戦。地域クラブとしての礎を築いてきた。WEリーグの発足に伴い、令和2年にチーム名を静岡SSUアスレジーナとし、今年から静岡SSUボニータに変更。さらに、U15では静岡SSU浜松泉FCと静岡SSUFukuroiFCレディース、ジュビロ磐田レディース、U18で磐田東高校と連携を図り、子供たちが一貫してトップを目指せる環境づくりを進めた。クラブとして目指す舞台はWEリーグ。サッカーに全力で取り組む少女たちが、ここでサッカーがしたいと思えるような憧れのクラブとなれるように。そして、そんな彼女たちが大人になってもサッカーを続けていけるように。常に目標であり続けられるクラブとして、これからも突き進んでいく。新シーズンは3月に開幕する。スペクタクルなサッカーで地域のシンボルとなるチームを目指す。


写真/(c)ssubonita

エンケイ

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