浜松湖北高校が大逆転で優勝。

浜名湖ベースボールカップ

浜名湖ベースボールカップ

令和2年11月14日(土)と15日(日)に開催された『浜名湖ベースボールカップ』。浜名湖を囲む6つの高校の野球部が参加し覇権を争った。14日に行われた予選トーナメントでは、大会連覇を狙う浜松湖東高校が9対2で浜松湖南高校を下し決勝リーグ進出を決めたほか、オイスカ高校が6対5で新居高校を、浜松湖北高校が6対2で湖西高校を下し決勝リーグ出場を決めた。

翌日行われた決勝リーグは大接戦。第一試合となる湖東とオイスカの戦いは初回から壮絶な打ち合いに。湖東は4対5と1点ビハインドで迎えた最終回に追いつき延長に持ち込むと、11回に2点を勝ち越し、その裏のオイスカの攻撃を1点に抑え、7対6で決勝進出を決めた。続く第二試合では湖北がオイスカと対戦。初回に一挙6点を先制した湖北だったが、オイスカの反撃を受け、8回が終わって8対8の同点に。しかしながら最終回に1点を勝ち越し、辛くも決勝進出を決めた。圧倒的な打力を見せたオイスカだったが、投手陣の乱調が響き3位に終わった。

決勝戦は湖東と湖北の対戦。初回の攻撃を三者凡退で終えた湖北に対し、湖東はツーアウトから連打でチャンスを作るも後続が倒れ無得点。2回は湖北が得点のチャンスを作り出す。ワンアウトからエラーを足掛かりに足を絡めた攻撃で2塁、3塁のチャンスを迎えたものの、快音を残した打球はレフトの守備範囲。その裏の湖東は三者凡退。3回表の湖北の攻撃は、ワンアウトからヒットと四球などでツーアウトながら満塁のチャンス。ここでレフト前ヒットが飛び出し1点を先制。その裏の湖東はエラーで出塁したランナーを2塁に置き、ライト前ヒットでノーアウト1塁、3塁の大チャンス。ワンアウトとなったものの犠牲フライで1点を返し同点に追いつく。4回表の湖北は先頭打者が二塁打で出塁し、パスボールの間に3塁へ。しかし後続が倒れ得点ならず。5回裏の湖東は、ワンアウトからヒットで出たランナーをバントで2塁へ。ここでレフト前ヒットが飛び出し、2塁ランナーがホームを駆け抜け1点。湖東が逆転に成功する。6回裏も湖東はワンアウトから三塁打でチャンスを作ると、続く打者がタイムリーヒットを放ち1点を追加。3対1と湖東リードで試合は終盤へ。しかしこの頃から日が落ち、あたりが急激に暗くなり始める。試合は8回で打ち切られることになった。最終回となる8回表、先頭打者がエラーで出塁した湖北は、死球などを挟みノーアウト満塁の大チャンスを作り出す。パスボールで1点を返すと、湖東守備陣に乱れが生じ、この回一挙6点を挙げ試合をひっくり返す。その裏の湖東も粘りを見せ1点を返すが、最後の打者がライトフライに倒れ「ゲームセット」。7対4で湖北が大逆転で優勝を飾った。

翌週に行われた、浜松大会王者の聖隷クリストファー高校と対戦した『チャンピオンシップ』でも湖北は粘り強さを見せ、終盤の大逆転(3対2)で聖隷を下し優勝を果たした。

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