聖隷クリストファー高校が大会初優勝。
第4回 浜松市内高校野球大会
令和2年11月14日（土）に浜松球場で準決勝、決勝が行われた『第4回浜松市内高校野球大会』。
準決勝は、聖隷クリストファー高校が延長戦の末、浜松学院高校を下し決勝進出。もうひとつの準決勝では、大会連覇を狙う浜松商業高校が、終盤の逆転で浜名高校を下し決勝へと駒を進めた。
決勝戦は昨年と同一カード、聖隷クリストファー高校と浜松商業高校が激突した。
試合は聖隷の攻撃で「プレーボール」。聖隷は先頭打者が四球で出塁すると、続く打者が手堅く送りバントを決めワンアウトランナー2塁。その後、3塁までランナーを進めるも得点ならず。その裏の浜商はツーアウトから死球でランナーを出すも、牽制球で刺され「チェンジ」。2回表の聖隷は、ワンアウトから右中間を大きく破る三塁打でチャンスを作ると、続く打者が大きなライトフライ。これが犠牲フライとなって聖隷が1点を先制する。その裏の浜商は先頭打者が四球を選び、送りバントで2塁にランナーを進めるも、後続が倒れ無得点。3回表の聖隷は、ノーアウトからの連続ヒットで1塁、2塁のチャンス。ここでの送りバントが絶妙な所に転がり「オールセーフ」。ノーアウト満塁と追加点のチャンスを迎えた。続く打者の打球は勢いなくショート前に転がるが、3塁ランナーのスタートが良く「ホームイン」。追加点が聖隷に入る。ツーアウトとなるが、センターオーバーの三塁打の間に二人の走者が生還。この回に3点を追加し、4対0と聖隷が試合の主導権を握る。まずは1点を返したい浜商だが、3回裏の攻撃は連続三振を含む三者凡退。なかなか攻撃の糸口を見出せない。4回表の聖隷の攻撃は、浜商の小気味良い守備の前に、内野ゴロ三つで「チェンジ」。1点を返したい浜商だが、スライダーが冴え渡る聖隷投手の前に打線が沈黙。ランナーを出せずに4回の攻撃を終える。5回表の聖隷の攻撃は三者凡退。徐々に浜商に流れがやってくる。しかしここで立ちはだかったのが聖隷投手。持ち前の力強い投球で浜商打線を抑え込む。浜商はツーアウトから、この試合初となるライト前ヒットでランナーを出すも、巧みな牽制の前に「アウト」。スコアリングポジションにランナーを進めることすらできない。6回表の聖隷は先頭打者がヒットで出塁。ここでも送りバントでランナーをスコアリングポジションに進めるも、浜商投手が連続三振でこのピンチを切り抜ける。その裏の浜商は、ワンアウトからヒットが出たもののチャンスを作り出すことができず無得点。7回表の聖隷は先頭打者が右中間を破る二塁打で出塁。バントで送ると、続く打者がライト線にボールを運び1点追加。その裏の浜商はツーアウトからヒットが出るが得点には至らず。7回終わって5対0と聖隷がリード。その後も浜商は聖隷投手の前に打線が沈黙。散発3安打に抑え込まれ無得点のまま「ゲームセット」。チャンスで高い集中力を見せた聖隷クリストファー高校が、5対0で昨年決勝で敗れた浜松商業高校に雪辱を果たし、大会初優勝を飾った。
