一試合、一試合を大事に
甲子園を目指す。
浜松市立高校
野球部
今年は、例年ほど突出した選手がいないため、少ないチャンスを広げて得点に結びつけるのが浜市スタイル。
練習時間は午後4時から7時まで。専用グランドで練習ができるのは強み。
チームの要となるのが投手陣。
コントロールがよくバランスに優れた尾高介紀くん(左上投げ)と、長身から投げ下ろす速球に力がある清水信志くん(右上投げ)、ランナーが出ても動じない、技巧派の村松優樹くん(右横投げ)の“三本の矢”がきっちりと試合を作る。
春以降は、週ごとに重点課題を設け、平日の練習で取り組み、週末の練習試合で試す、といった作業を続けてきた。
成果が出始めてきた今、残る課題はメンタル。
「自分たちで限界を作っていた」と話すのは水谷監督。
今後は“肯定語”を意識させ、チームとしての限界突破を目指すという。
主将の野中佑樹くんに話を聞いた。
「秋から取り組んできたのは、守備からリズムを作ること。冬を越え、バッティングに自信がついてきました。夏は、一試合、一試合を大事に戦い、限界を突破して甲子園に行きたいです」。
限界を越える夏が始まる。