浜松開誠館高校が
 猛打で初優勝。

第2回高校野球浜松大会

第2回 高校野球浜松大会

平成30年11月17日と18日に浜松球場にて準決勝、決勝が行われた『第2回高校野球浜松大会』。18チームによるトーナメント戦を戦い抜き、準決勝に進出したのは、3試合で34得点と圧倒的な打力を見せつけた浜松開誠館高校と、試合巧者ぶりを見せ接戦をモノにしてきた浜松北高校、投打のバランスの良さを武器に安定した試合運びで勝ち上がった浜松西高校、2試合連続で1点差ゲームをモノにした浜松修学舎高校。

準決勝第一試合は開誠館高校と浜松北高校の対戦。開誠館の打力に注目が集まったが、浜松北の前に打線が沈黙。1点を争う好ゲームとなったが、虎の子の1点を守りきった開誠館が1対0で浜松北を下し決勝へと駒を進めた。

準決勝第二試合は、大会連覇を狙う浜松西高校が修学舎高校と対戦。この試合では浜松西打線が爆発。フルスイングから放たれる打球が次々と外野の頭を越え、13点を挙げる。守っては投手陣が好投を見せ見事完封勝利。13対0で浜松西が決勝進出を決めた。

翌日に行われた決勝戦。開誠館と浜松西という共に打力に自信を持つチーム同士の対戦となった。
試合は両エースが先発。浜松西の攻撃で「プレーボール」。初回はお互い三者凡退で2回へ。浜松西はワンアウトからライト前ヒットでこの試合初めてのランナーを出す。盗塁も決まり先制のチャンスを迎えるも、後続が倒れ無得点。その裏の開誠館の攻撃を三者凡退に切ってとると3回表、浜松西は再びワンアウトからヒットで出塁。盗塁も決まり再びスコアリングポジションにランナーを進めるも、後続が倒れここも無得点。3回が終わって0対0だが、流れは浜松西。4回表、ワンアウトから4番がツーベースヒットで出塁すると、次の打者もヒットで繋ぎ、ワンアウト1塁、3塁と先制のチャンスを迎える。ここで浜松西ベンチはスクイズを選択。これが見事に決まり、浜松西が1点を先制。続く打者もライト前へヒット。2塁ランナーが果敢にホームを狙うも、好返球が返りホームタッチアウト。この回ヒット3本を集めた浜松西だが1点を挙げるに留まった。

その裏の開誠館の攻撃。先頭打者がチーム初となるヒットで出塁するも、盗塁アウト。その後、4番が強烈な打球の二塁打を放ちチャンスを作るが、浜松西サードのファインプレーで得点を挙げることができない。

4回が終わって1対0で浜松西がリード。5回表の浜松西は先頭打者が二塁打で出塁。パスボールでチャンスを広げると、タイムリーヒットが飛び出し1点追加。

2対0となった5回裏、開誠館の打撃が目を覚ます。先頭打者がヒットで出塁。ワンアウト後にヒットでチャンスを広げると、特大の飛球が外野の頭上を襲い三塁打。ランナー二人が生還し、2対2の同点に追いつく。

6回表、浜松西は変わった左腕を攻め立てチャンスを作るも、その後登板した1年生右腕の前に打線が沈黙。流れが少しずつ開誠館に傾き始める。7回、浜松西の攻撃を三者凡退で抑え、その裏の攻撃へ。ワンアウトからヒットで出塁すると、浜松西の守備が乱れ、3エラーが絡み2失点。何とか追いつきたい浜松西だが、開誠館1年生右腕に完全に抑え込まれ、ランナーを出せないまま最終回へ。ワンアウトからエラーでランナーを出すも、最後のバッターが三振に倒れ、「ゲームセット」。浜松開誠館高校が大会初優勝を飾った。

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