常識を疑う野球を武器に
「行けたらいいね甲子園」
湖西高校
野球部
「あるあるを崩す」をモットーに、さまざまな取り組みをする湖西高校。
この冬には、高校野球では聞いたことのない“2勤1休”を取り入れた。
「やりすぎていないので、常に高いモチベーションが保たれている」と語るのは斎藤監督。
「練習は7割で終わり、3割は次の日のモチベーション。時間とスペースがあれば、子供たちは自分で考え出す」と言う。
一般的に行われる長距離ランも廃止したうえ、年末年始には二週間の休みを設け、遠征費を稼ぐためのアルバイト期間とした。
チームの中心は“県ナンバーワン投手”の呼び声が高い水野喬日くん。
「昨年は自分の球速のことばかり考えて投げていたように思います。今年は、とにかくチームを勝たせるピッチャーになりたい。点数を取られても仲間を信じて、投げきりたいです」
夏に向けての合言葉は、「行けたらいいね、甲子園」。
肩に力が入りそうな高い目標を掲げるのではなく、目の前の試合で相手と戦い抜くことこそが目標。戦うとは駆け引きをのこと。
旋風を巻き起こすための鍵は、選手の駆け引きに懸かっている。
なお、湖西高校は7月14日、浜松球場の第一試合で浜松商業高校と対戦する。
※メンバー行はジュニアアスリートプラス掲載時のものです。