陸上は個人競技なので、同じ種目の他校の選手と知り合う機会が多いと思います。そこで交友関係を作れた経験は、今でも仕事に活きています。

江川琢人さん/株式会社鈴木組

Profile/浜松工業高校陸上競技部 出身
高校時代は陸上競技部に所属。大学で建築学を学び、卒業後に愛知県の企業に就職。結婚を機に地元に戻り、鈴木組に入社。現在は、現場監督としてマンションの建設を担当する。


勉強も部活もバランスが大事。

部活を第一にというタイプではなかったので、勉強も部活もバランス良くやっていたと思います。中学の時に駅伝部で県大会に出られたこともあり、高校では陸上競技部に入りました。長距離の選手として、夏はトラックレース、冬は駅伝という形で練習に励みました。陸上は個人競技ですが、駅伝だけはチームで戦うことができます。それぞれが自分のベストを尽くして、それがチームの力になるので、個人的には駅伝が好きでしたね。練習では、きつい練習もありましたが、今思えばそれも良い思い出です。常に全力で部活に取り組める人もいれば、そうではない人もいると思います。時には力を抜いてもいいので、途中で辞めるのではなく、卒業まで続けてほしいです。部活の仲間は一生の財産になりますし、今しかできないことなので、騙されたと思ってやり切ってほしいですね。

職人さんたちと良い仕事がしたい。

現場監督として様々な職種の方たちをまとめて、滞ることなく円滑に工事ができる環境を作ることが今の仕事です。現場には一日にたくさんの職人さんが入ります。それぞれの職種の方とコミュニケーションを取り、みんなが仕事をしやすい環境を作っていけるように努めています。人と話し、人間関係を構築していくことは陸上を通して身についたことだと思います。建設業は一人ではできない仕事なので、それぞれがベストの仕事をして、良い建物ができるところは駅伝に似ていると思います。一緒に仕事をしてくれる職人さんたちとの関係を大切にし、より良い仕事ができる環境を作っていきたいです。

株式会社鈴木組
TEL.053-442-2110
本社/浜松市中央区神田町1522

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