苦しいことも多かったですが、戻れるなら迷わず高校の3年間を選びます。そのくらい濃密で充実した期間でした。

山田樹莉亜さん/浜松鉄工株式会社

Profile/浜松鉄工株式会社
学生時代はバレーボール部に所属。天竜少年団、天竜中学校、西遠女子学園高校を経て常葉大学へ。卒業後、鍼灸師として働き、3年前に転職し浜松鉄工に入社。現在は、オートバイの部品となる製品の組付や圧入を担当する。


思いやりの心を育んだ学生時代。

6歳の時にバレーボールを始め、小学生の時はバレーの楽しさを学び、中学では、怪我に悩まされながらも部長として部員を引っ張る立場を経験できました。バレーが楽しいことから頑張ることに変わったのが、高校生です。食べても食べても痩せるくらい厳しい練習を乗り越え、東海大会出場を果たせました。また、技術だけでなく周りの人への気配りや上下関係の難しさも学び、人として成長できた時期だと感じています。大学では、自分たちで目標を設定し、練習メニューを考えたり、高校までは先生がやってくれていた事務的なことも自分たちでやらなくてはいけないので、それも貴重な経験でした。体だけでなく頭を使うことも多く、バレーの新しい楽しみを知れました。バレーは思いやりのスポーツなので、相手を想いやる気持ちを育めた学生時代でした。

仕事以外でも成長していきたい。

今は、バイクの部品となる製品の組付や圧入業務を担当しています。細かい作業を黙々とすることが好きなので、今の職場は自分に合っていると感じています。自分がミスした時に次はどうするか、他の人のフォローをどうやるかをバレーを通して常に考えてきたので、トラブルが起こっても慌てず対処できるようになりました。これは、仕事で活きていることのひとつです。今もクラブでバレーをやっていますし、他のスポーツにも挑戦しています。仕事以外のところでも人脈を増やし、自分の視野を広げていきたいです。そして、物事を色々な角度から考えられる人になりたいと思っています。


浜松鉄工株式会社
TEL.0538-37-8211
本社/磐田市下本郷701

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