夏一勝を果たし、今年こそ校歌を歌う。
浜松江之島高校 野球部
『どこが相手でも一勝する』を合言葉に夏の大会に挑む浜松江之島高校。秋季大会では、初戦で磐田東高校に0対10で大敗。自分たちの力を発揮させてもらえず、為す術なく敗れた。その悔しさをバネに、冬場はバッティングと守備力の強化を図った。春季大会では、県大会出場を果たした天竜高校に敗れはしたものの、延長戦にもつれる接戦を演じ、練習の成果が形として見え始めた。
竹下監督は「春以降は守備から試合が作れるようになってきました。バッティングも手応えを感じていますし、少しずつですがチームの状態は良くなってきています」と話す。
今年のチームは、例年以上に競争が激しく、レギュラー争いが熾烈。キャプテンの鈴木颯太くんは「秋は、チームがひとつになっていませんでした。これじゃダメだと全員が反省し、春は延長戦まで食い下がれた。勝利まであと少しなので、その少しを夏までに埋めていきたいです」と話す。
地道に積み上げてきたモノを夏の大舞台で開花させ、今年こそ大声で校歌を歌う。