今年で9回目の開催となる『浜松市内高校野球大会』。決勝戦へ進出したのは、この夏甲子園に出場した聖隷クリストファー高校と成長著しい浜松大平台高校。試合は聖隷が大平台を下し、大会4連覇を果たした。

聖隷クリストファーが大会4連覇。

浜松市内高校野球大会

令和7年11月9日に浜北球場で準決勝、決勝が行われた『第9回浜松市内高校野球大会』。

ベスト4に進出したのは、浜松修学舎高校、浜松大平台高校、浜名高校、そして聖隷クリストファー高校。

準決勝第一試合は浜名と聖隷の対戦。初回に1点を先制した聖隷は3回にも3点を挙げ、4対0と試合の主導権を握る。何とか追いつきたい浜名は、7回裏に2点を挙げ、2対4と2点差に迫る。しかし聖隷は、8回に2点、9回にも1点を加え、7対2で浜名を下し、決勝へと駒を進めた。

準決勝第二試合は修学舎と大平台が対戦。1回、2回と両チーム無得点で迎えた3回裏、大平台は打線が繋がり2点を先制。追いつきたい修学舎は5回表に1点を返すことに成功。しかしその裏、大平台が1点を追加し、再び2点差。修学舎は6回表に1点を返し、2対3と再び1点差に。その後は両チームの投手が要所を抑え、試合は3対2で大平台が勝利。初となる決勝進出を決めた。

決勝戦は聖隷と大平台の対戦。試合は大平台の攻撃で「プレイボール」。1回表、大平台はいきなり先頭打者がセンター前ヒットで出塁。その後、送りバントでランナーを進めるも、後続が倒れ無得点。その裏の聖隷は、二死からヒットで出塁するも無得点。2回表も大平台は先頭打者がヒットで出塁。ここでも送りバントを決めるも、後続が倒れ無得点。その裏の聖隷は先頭打者がヒットで出塁。盗塁と送りバントでランナーを3塁に進めると、犠牲フライで1点を先制した。3回表の大平台は、一死から左中間を破る二塁打で出塁すると、パスボールでランナーが3塁へ。ここでタイムリーヒットが飛び出し、1対1の同点に追いつく。

4回裏の聖隷は、先頭打者がヒットで出塁すると、パスボールの間に3塁へ進塁。その後、内野ゴロの間に3塁ランナーがホームを陥れ、2対1と、聖隷が再びリードを奪う。5回は共に無得点に終わり、6回表の大平台の攻撃。一死からライトオーバー二塁打で出塁すると、左中間へのタイムリーヒットで1点を奪い、再び大平台が同点に追いつく。その裏の聖隷は、一死から守備の乱れもありランナーを2塁へと送る。さらに内野安打でランナーを1塁、3塁に置くと、センター前ヒットで1点を勝ち越し。6回が終わって3対2と聖隷が1点リード。7回裏の聖隷は、一死から四球で出たランナーをバントで送ると、続く打者が初球を叩きレフト前へ。2塁ランナーが一気に生還し、聖隷が1点を追加。7回終わって4対2と聖隷リード。

8回表の大平台は、先頭打者がライト線を破る二塁打で出塁。続く打者も出塁し、無死1塁、2塁。ここは送りバントでキッチリとランナー進め、一死2塁、3塁と一打同点のチャンス。しかしここは聖隷守備陣が踏ん張り、無得点。その裏の聖隷は、一死から三塁打でチャンスを作ると、初球にスクイズを決め、1点追加。5対2と聖隷のリードが3点に広がる。最終回の大平台は二死からランナーを出すも得点を奪えず、5対2で聖隷が優勝。大会4連覇を果たした。

その後、行われたチャンピオンシップでは大平台が湖北を下し3位、聖隷がオイスカを下し優勝を果たした。



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