インカレ出場を果たし、今年こそ1勝を挙げる。
静岡産業大学
バスケットボール部女子
昨年は、群雄割拠の東海学生1部リーグを勝ち抜き、平成20年に創部されて以来初めてインカレ（全日本大学バスケットボール選手権大会）に出場。高校時代に名を馳せた選手はほとんどいないが、大学でもバスケットをしたい、まだ上を目指したいと、向上心のある選手たちが多く在籍する。彼女たちは高い意識と強い一体感で泥臭く、粘り強く、全国への道を切り拓いた。
練習では、運動能力の向上を目指し、週4日のフィジカルトレーニングを行い、高校と大学の大きな違いのひとつであるフィジカル面を強化。戦うための体づくりとチームワークの徹底を図る。また、チーム運営を選手たち自身で行うことも大学スポーツの醍醐味。練習の指揮を学生コーチが行ったり、会計を選手たち自身で行ったりと、スポーツをする上で、高校とは違った経験ができるのも魅力のひとつだ。
チームにとって大きな自信となった勝利が、昨年夏に行われた皇后杯の県大会決勝。ここで、2年間王座に君臨していた浜松開誠館高校に勝利。県内では5年ぶりに同校に黒星をつけた。この勝利を機に自信をつけた選手たちは、秋のリーグ戦でも奮闘。愛知学泉大学、桜花学園大学と強豪がひしめく中、3位という結果を収め、初となるインカレ出場を果たした。
今年の目標はインカレで1勝を挙げること。チームディフェンスを強化し、選手個々の課題をクリアしてリーグ戦へ。まずは、リーグ戦を勝ち抜き、再び全国への切符を掴み取る。
■チーム情報
所在地：磐田キャンパス（磐田市大原1572-1） 部員数：15名（4年2名・3年2名・2年4名・1年4名、学生審判4年1名、マネージャー3年1名、学生コーチ1年1名） 主な戦績：全日本大学バスケットボール選手権大会出場（2020年）、東海学生1部リーグ3位（2020年）、天皇杯・皇后杯静岡県予選優勝（2020年）、西日本学生バスケットボール選手権大会ベスト16（2019年）
主な卒業生／鎌田有芽（2022年よりWリーグ参入決定：姫路イーグレッツ／2020年3月卒業）
■カントク紹介
山田 圭介
伊東市出身。高校卒業後、日本体育大学に進学。大学卒業後、静岡学園高校男子バスケットボール部のアシスタントコーチを経て、5年前に静岡産業大学女子バスケットボール部のアシスタントコーチに就任。2年前より現職。
