努力と工夫で果たす
“打倒静岡高校”。
浜松西高校
野球部
「努力で追いつき 工夫で追い越せ」。
グランド横には、そう書かれた紙が貼られている。
グランドは、中等部や他の部活と共有。普段は内野程度しか使えない。
そのため、練習にはさまざまな工夫が施されている。
ほぼ大半を費やす打撃練習は、バックネットに向かって打つ。
待機中の選手がバッティング中の選手に対してコーチング。
スマホで撮影し、それを見ながら修正を図るのも面白い。
バッティングフォームは独特。
理論派の佐藤監督が考案したもので、“打ち勝つ野球”を実践するうえで欠かせない、チームの根幹となっている。
日々の練習メニューは、選手が考えたものを実践。
練習時間の目安は午後4時から7時まで。
「工夫を施すことで、ウチは他とは違うんだ、という自信を持ってもらいたい」と話すのは佐藤監督。
目標は、昨年度のチームが秋季大会で敗れた静岡高校を倒すこと。
その日から、バッティングマシーンは静高のピッチャーになった。
最後の夏に最高のパフォーマンスを。
努力と工夫を積み重ねてきた浜松西高が、ジャイアントキリングを起こす。
関連記事
PICKUP
-
先輩たちの成績を越える甲子園ベスト8を目指す。野球ジュニアアスリートプラス
-
キツイ練習がプレーに活かされているので入って良かった。バレーボールジュニアアスリートプラス
-
史上最強世代を中心に
初となる全国出場を狙う。バスケットボールジュニアアスリートプラス -
多くの選手が上位進出を
果たし、総合優勝を目指す。陸上ジュニアアスリートプラス -
部活動引退後に始めたキックボクシングで日本ランキング2位(シュートボクシング)、 S・BATTLE王者でもある松野竜伍(リングネーム・マウンテンRYUGO)。30歳を超えてなお日本のトップ選手として活躍する彼の原動力は、学生時代の部活動にあった。野球ジュニアアスリートプラス